社会って、なんだろう。

先日、こどもたちに残したい社会を考える機会があった。

自分は、「幸せだと感じられる社会」とか、「誰もが素でいられて、認め合える社会」なんかがいいんじゃないかなぁと思っていた。

でも、話をしていくうちに、疑問が湧いてきた。

社会って、その場にいる人たちで作っていくもんだよな…?

その場にいる人たちが、お互い不自由なく、ルールとかを作って、形成されたものが社会だよな…?

 

なんか、今って、誰かの作った社会があって、そこで生きていくために教育している気がする。

こどもの意思よりも大人の正しさを優先してしまっている気がする。

だから指導がいきすぎたり、すれ違ったりする。

まぁ、すでに社会は存在してしまっていることには変わりはないんだけど、その社会はその当事者の社会であって、こどもたちの社会ってまた別にあるんじゃないのかな。

社会って、ひとつじゃない気がする。

時間軸が違うと言うか、パラレルワールドというか。

 

そうなると、こどもたちに社会を「残す」って言うのも、もしかしたら違うのかもしれない。

強いて言うなら、「こどもたちが大人になりながら作る社会を邪魔しない社会」を作っておくことが、今の社会を生きる大人たちのすることなのかもしれないと思った。